強迫性障害と受診へのハードル
こんばんは、めんへらーZです。
さて、OCD Awareness Week(強迫症啓発週間)も最後の日となりました。
このOCD Awareness Weekは、2019年は10/13(日)〜10/19(土)の1週間、強迫性障害の啓発をしていこう!という週でございます。
みなさん、強迫性障害に関する私の記事をシェアしていただいたり、
ブログやTwitterで強迫性障害のことを書いていただけましたか?
まだの人はぜひ啓発に参加してみてくださいね!
ちなみに私はこの1週間、強迫性障害に関する記事を1日1記事UPするというイベント?をやってまいりました。
少しでも多くの人に、強迫性障害の正しい知識が広まればと思っております。
それでは今日の記事、まいりましょう!
強迫性障害と受診へのハードルのお話です。
強迫性障害は、受診へのハードルが非常に高い病気です。
なぜなら、強迫性障害は"治るのが怖い"病気だからです。
自分の持っているこだわり(=強迫観念)がなくなってしまうのは、とても不安で嫌なことなのです。
誰だって自分のこれだけは譲れない!っていうこだわりを変えられるのは嫌ですよね。
そう考えると強迫性障害の人の気持ちが少し分かるような気がします。
ここの記事で家族が受診を促す方法をご紹介できたらいいのですが、
家族の対応ってケースバイケースなところがあるのが現状です。
ここで、専門家でもないのに一般化したことを言うのはなんだか危険だなあ、と思うので、こんなサイトを貼っておきます。
さて、我が恋人ハカセくんも、私と付き合う前から強迫性障害を患っていましたが、何年も病院には行っていませんでした。
そんなハカセくんが通院するきっかけとなったのは、しらみずさだこさんによる『うちのOCD』というマンガです。
そう、今週の水曜日にも紹介したあのマンガです。
『うちのOCD』のAmazonはこちら
ハカセくんと付き合い始めた私は、いつからかこのマンガに興味を持ちはじめます。
興味を持ったのはこのマンガが、当事者のパートナー目線で書かれているからでした。
そしてついに、購入。
読み始めるのでありました。
しかし、ハカセくんには最初、このマンガを読み始めたことを言っていませんでした。
なぜなら一緒にマンガを見ることで、マンガ内に出てくる症状に影響を受けてしまうといけないからです。
でも結局、症状の章を飛ばして、ハカセくんと一緒にもう一度マンガを読むことにしました。
実は、私のこの選択が彼を治療へと導きます。
ハカセくんは、自分のために私がこのような本を読んでいると知って、
自分も頑張らなきゃ!と思ってくれたのです。
強迫性障害のハカセくんにとって、治療するという選択は、本当に、本当に、勇気のいる選択だったと思います。
それでも、こうやって治療を決意してくれた時は、本当に嬉しかったです。
今でもハカセくんは治療をがんばっています。
お互いつらいときもありますが、治療し始めよりはかなり病状がマシになりました。
今、治療を悩んでいる当事者の方もおられると思いますが、
このように楽になった事例もある!ということを頭の隅に置いておいていただけると幸いです。
さて、あまり答えの出る記事ではなかったかもしれませんが、
今回は、そういうハッキリとした答えは専門家におまかせすることにします。
(先述のサイトを2つ、ご覧ください。)
この記事が、治療を迷っている当事者や家族に届きますように。
願って、締めさせていただきます。
それではみなさんおやすみなさい!
OCD Awareness Week最後の一日もみんなで盛り上げましょう!!