強迫性障害でも障害年金ってもらえるの!?
みなさん!突然ですが、
メンヘラ三種の神器といえばなんでしょう!!
そう、お手帳・年金・自立支援ですね(え)
正確にはそれぞれ精神保健福祉手帳・障害年金・自立支援医療といいます。
今日はこのメンヘラ三種の神器から、障害年金について、
それも強迫性障害の障害年金について掘り下げていきたいと思います!
まず、障害年金とはなんなのでしょうか?
それは、病気や障害で働けない人のために、国が月々支給してくれるお金のことです。
働くことができなくなったお年寄りも老齢年金というものをもらっていますが、それの障害バージョンというわけですね。
それで、強迫性障害でその障害年金がもらえるのかということなんですが…
一方じゃ強迫性障害じゃ障害年金はもらえないとか、
また一方じゃ強迫性障害だけど障害年金もらえました!とか、
さまざまな情報が飛び交っています。
実際のところどうなの!?
と、私も疑問に思ったので、調べてまとめてみました。
結論から言うと、強迫性障害で障害年金は……
……もらえる場合ともらえない場合があります!!
では、もらえる場合とはどんな場合なのでしょうか?
強迫性障害で障害年金をもらえる場合は、
うつ症状がある場合や、
妄想的な強迫観念を抱いている場合です。
妄想というと、そんなの強迫観念なんて全部妄想やないか!と思いますが、
ここでいう妄想とは統合失調症のような有り得ない妄想のことです。
たとえば、手を洗う理由ひとつにつけても、「宇宙人からの交信に答えなきゃいけないから」とかだと有り得ないですよね?
それに比べると「手に他人の汚れがついたから」というのは、まだある話です。
ちなみに、日本年金機構のホームページには、このように書いています。
神経症にあっては、その症状が長期間持続し、一見重症なものであっても、原則 として、認定の対象とならない。ただし、その臨床症状から判断して精神病の病態 を示しているものについては、統合失調症又は気分(感情)障害に準じて取り扱う。
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/shougainenkin/ninteikijun/20140604.files/3-1-8.pdf
神経症とは病気の大きなくくりで、強迫性障害も神経症に該当します。
要は気分障害や統合失調症を併発しているようであれば、大丈夫ですよ!ということです。
ただ、実際に診断書を書くのはお医者さんです。
お医者さんによっては、うつ症状や少し妄想的な強迫観念があるだけで、併発しているように書いてくれる場合があります。(最初に「併発」と明記しなかったのはそのためです。)
逆に、いくら盛っても気分障害や統合失調症を併発しているようには見えないなあ〜って人は診断書がおりず、障害年金ももらえないということです。
おそらく、もらえている人ともらえていない人のちがいは、そこかと思われます。
☆まとめ
強迫性障害で障害年金がもらえる場合
・うつ病や統合失調症を併発している場合
・うつ病や統合失調症を併発しているように見える場合
以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました!
最後に宣伝?啓発?です。
さて、今週(2019年10月13日〜10月19日)はなんの週でしょう!!
せーの!!
OCD Awareness Week(強迫症啓発週間)ですね!!!
6日目の今日、さすがに覚えていただけたでしょうか??
期間中毎日、強迫性障害の記事を更新していますが、
皆さんも啓発活動していますか!!!
いや、しなくてもいいんですけどね。
べつに、しなくてもいいんですけどね。
でも、してくれたら嬉しいな〜って。
強迫性障害きたながりの彼女としては思うわけですよ。
もちろん啓発として私の記事をシェアしてくれたらそれは大変嬉しいんですけれども、
別にそうじゃなくても、
ブログやTwitterで強迫性障害のことをつぶやくだけでも、
きたながりの彼女としては大喜びです。
月並みな言葉ですが、
少しでも多くの人に強迫性障害について知ってもらえて、それを受け入れてもらえる寛容な社会になればいいなと、
私は思っております。
それでは、明日は最後のOCD
Awareness Week記事になります。
明日もぜひ読んでくださいね!
おやすみなさい!!